多汗症とボトックス

多汗症は脇、手のひら、足の裏など、症状が人によって強くでるところが違います。
多汗症とわきがは別のものですが、臭いが多汗症の方が強い傾向があり、脇の下の多汗症治療をすると、わきがも軽い症状になることがあるようです。

多汗症治療に、ボトックス注射が広く使用されるのは、注射をするだけで脇の下の敏感な汗腺の働きを抑制し、多汗症の症状を改善することができるからです。
わきの汗と臭いは、「エクリン汗腺」「アポクリン汗腺」の2種類の汗腺から出ているのです。
多汗症にボトックス注射を実施することにより「エクリン汗腺」の働きを止め、汗の量をほとんどゼロにさせることが可能となります。

従来、多汗症治療は、入院1泊が必要で、手術後の傷跡が残るなどの心配がありました。
しかし、ボトックス注射は脇の下や手のひら、足裏など多汗症が気になる部分に数箇所注射をするだけなので、約15〜30分の治療時間で済みます。
傷跡も残らず、治療を受けた当日から入浴もできます。
ボトックス注射は、5月、6月頃の夏になる前に治療をすれば、夏の暑い時期を快適に過ごすことができます。
多汗症治療のボトックス注射は、筋肉の収縮を抑制する働きがありますから、多汗症治療をした部分の筋肉が動かなくなってしまうのでは?
と心配される方もみえますが、ボトックス注射を、汗腺の適切なところにすれば、筋肉が動きにくくなるということはありません。
なぜならば、筋肉と汗腺が存在する場所の深さが異るからです。
ボトックス注射の効果は約半年ですので、1年に約2回程度の注射をすれば持続させられます。
個人差はありますが、半年サイクルで継続すると、数年で汗腺が萎縮するともいわれています。

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